常識を疑え!(後編) ~国語・論説文がスラスラ読めるようになる!~

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こんにちは!戸塚区柏尾町の学習塾、フィロソフィア柏尾教室塾長の水落です。
前編では「常識を疑う」のが論説文だとお話ししました。
今回は、読むときのいちばん大事なコツを一つだけ。
🔑 コツ:「譲歩 → 逆接」の合図(シグナル)をつかまえる
人を説得するとき、私たちはこんなふうに言いますよね。
「たしかにあの本は分厚い。でもすごく面白いよ。」
「なるほど君の意見にも一理ある。だが全体を見ると別の判断が必要だ。」
「もちろんこの選択にはリスクがある。しかし今ある選択肢の中では最善だ。」
前半(譲歩)=いったんみとめる
後半(逆接)=本当に言いたいこと(主張)
ポイント:主張は、ふつう「逆接の合図(シグナル)」のあとに出ます。
💡 よく出る合図(シグナル)
譲歩のシグナル:たしかに/なるほど/もちろん
逆接のシグナル:しかし/だが/でも/それでも/ところが/けれども
シグナルを見つけたら、「逆接のあと」を最重要として読みましょう。
📖 読みかたは3ステップ
譲歩 :筆者がいったん受け入れているふつうの考えをつかむ。
逆接(主張):ほんとうに言いたいことをつかむ。
理由 :その主張をささえるわけ・例・データをつかむ。
📝 ミニ練習
ここで一つ、ミニクイズで試してみましょう。
「たしかに、勉強の最終的な目的は、知識を暗記することではなく、考える力を養うことだ。
しかし、考える力というものは、じつは、基礎的な知識をしっかり暗記したあとで、はじめて養われるものなのだ。」
質問:この文章で、筆者がより強く伝えたいのはどちら?
- ①勉強の最終的な目的は、知識を暗記することではなく、考える力を養うことであること。
- ②考える力というものは、基礎的な知識をしっかり暗記したあとで、はじめて養われるものだということ。
▼ 答えを表示する
答え:②
「たしかに …」は譲歩(前置き)です。
「しかし …」のあとは筆者の主張です。
だから、より伝えたいのは②となります。
🎯 テストで使えるコツ
- 要旨・主張を問う問題は、逆接のあとを中心にまとめる。
- 抜き出しは、まず「しかし/だが/でも」のあとをさがす。
- 選択肢でまちがえやすいのは、「譲歩だけ」を正しい答えに見せるもの。
🔎 まとめ(後編)
合図(シグナル)を見つけるだけで、論説文の骨組みが見えます。
まずは、譲歩 → 逆接 → 理由の順に線でむすんで読んでみましょう。
くり返せば、読むスピードも正確さも上がります。