金箔の生産量、なぜ日本一? ~地理と歴史・物づくり~

2025年9月18日

金沢と金箔のイメージ


 

こんにちは!戸塚区柏尾町の学習塾、フィロソフィア柏尾教室総務の細川です。

前回は「金箔は食べられるの?」というお話でした。
👉前回の記事はこちら

前回の記事を書いた講師の中臺から引き継いで、今日はその続編として、「金箔の生産量日本一の秘密」についてお話しします。

「金箔といえばどの県?」というクイズから始めましょう!

🧠 ミニクイズ

日本の金箔生産量は、ある県がダントツの1位です。さて、それは次のうちどこでしょう?

(1)京都府
(2)石川県
(3)岡山県
(4)奈良県

👉 答えを見る

正解は(2)石川県です!
日本で出回っている金箔のほとんど(98%以上)は石川県で作られており、とくに金沢市に工房や職人が集まっています。
「金箔といえば金沢」と言われるほど、圧倒的ナンバーワンの生産地です。

🌦️ どうしてここで金箔作りが盛んになったのか?

では、なぜ金沢が金箔の一大産地になったのでしょうか?
理由はいろいろとありますが、そのうちのいくつかをご紹介します。

① 気候 ― 湿度の高さ
金箔はとても薄く、静電気が起きると簡単にくっついてしまいます。
金沢は年間をとおして湿度が高いため、静電気が起きにくく、金箔づくりにとても適しています。

② 地理 ― 雪と交易
江戸時代の金沢は、もちろん今のように高速道路や新幹線があるわけではありませんから、雪の多い冬は、他の地域との交易には不利な環境でした。
さらに、日本海は冬になると荒れやすく、北西からの強い風で大きな波が立つため、船での移動・物資の運搬も困難でした。
だからこそ、外に出て商売をするよりも、家の中でできる細かい工芸や手仕事が発達した、と言われています。

🛳️ 余談:冬の日本海、ほんとに荒れる!
実は私自身も、日本海の荒れやすさを体験したことがあります。
ある年の2月、「北海道に行きたい!」と突然思い立って、翌朝、東京から新幹線で新潟へ。そのまま新潟港からフェリーに乗り、苫小牧まで18時間かけて行きました。
ところが海がとんでもなく荒れていて、船内は船酔いでぐったりしている人だらけ…。お食事中の方もいらっしゃると思うので詳細は自粛しますが、まさに地獄絵図でした。笑
「もう二度と乗りたくない…」と心から思ったほどです。(荒れてなければ、きっと、、、楽しいと思いますよ!)

③ 歴史 ― 加賀藩の文化政策
江戸時代、京都と江戸以外の地域では、金箔の生産は許されていませんでした。そんななかで加賀藩は、漆器や蒔絵などの工芸とともに金箔づくりも密かに行っていました。
その伝統が職人の技術を高め、幕末に生産が一部許可されたのち、明治時代には生産量をどんどん増やし、全国ナンバーワンの産地にまで成長。現在まで「金箔の町・金沢」として受け継がれています。

📚 まとめ

日本の金箔生産は金沢を中心に、ほぼ石川県が担っています。
理由は「湿度の高さ」「雪と交通の不便さ」「荒れやすい日本海」「加賀藩の文化奨励」など。
こうした条件が重なっていたんですね。金沢は今も金箔の町として全国に知られているのです。

金沢を訪れると、金箔ソフトクリームや金箔貼り体験など、観光として楽しめる要素もたくさんありますよ✨

今日は、金箔と金沢の深い結びつきについてご紹介しました!

なぜその町で工芸や文化が発達したのか。それを調べてみると必ず理由がありますから、面白いし、覚えやすいですね!

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