進路はどう決める?② ~進路選択・将来のこと~
こんにちは。
横浜市戸塚区柏尾町の学習塾、フィロソフィア柏尾教室塾長の水落です。
今回も、前回に引き続き、「進路のことや将来のことについてどう考えるか」というテーマで書いてみたいと思います。
👉前回の記事はこちら
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進路面談をすると、「就職に強い」「将来役に立つ」「つぶしがきく」というような話によくなります。
それらはすべて大事なことです。多くの人は就職するし、自分の能力を活かして仕事をするし、そうであるのなら、どんな場合でも使えるスキルを学んだほうがいい、ということにもなるかもしれません。
現実問題として、これらのことをまるで考慮せずに十代の後半の時期を過ごすのは、ちょっと油断しすぎではないかという気もします。(ちなみに、個人的には、わたしはそういうタイプの人は好きです。笑)
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ただ、もう少し踏み込んで考えてみると、こうした発想には盲点が山ほどあります。
たとえば、「文系のなかでは就職に強いから」という理由で経済学部や法学部に進んだとして、経済学や法学の勉強に興味がなかったら、真剣に勉強する気にならないでしょう。
「とりあえず授業には出るけど何も聞いてないし、レポートを作るのもAI任せ。四年間も大学にいたはずなのに、ほとんどなにも身につかない」なんてことにもなりかねません。
これでは良い成績もとれないでしょうから、結果的に就職にも不利になります。
なによりも、ろくに成長しないまま社会に出なくてはいけないことは、当人にとって、人生の可能性の、計り知れないほど大きな損失になります。
(もちろん、「このときの後悔をバネに死ぬほど努力して二十年後に大成功…」みたいなこともありえますが、まあ、ほぼないでしょう。)
🌿 興味を持てる分野を見つけることの大切さ
では、どんな価値観や判断基準に基づいて、学校や学部を選択するのがいいのか。
わたしの意見を言うと、進学するのなら、大学では自分の「興味の持てる分野」の勉強をするべきだと思います。
どんなことでもそうですが、楽しんでやっている人は強いです。
孔子の『論語』には、
「知之者不如好之者、好之者不如樂之者」
という一節があります(中3の国語でやりましたね)。
「知っている人よりも、それを好きな人のほうが優れている。好きな人よりも、それを楽しんでいる人のほうがさらに優れている」という意味です。
好きな人は自分からどんどん勉強するし、楽しんでいる人に至っては、努力しているという自覚さえなく、息をするように勉強します。
「就職のときに有利だから」と思って経済学部に入った人は、経済学に興味があって入った人にはかないません。
だとすると、大学に行くつもり人は、中高生のころに、それも、受験勉強が忙しくなるより前に興味の持てることを見つけておくことこそが、一番大事と言えるかもしれません。
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次回は、このシリーズ第3話で、進路選択においてよく話題に出てくる、(将来の)「役に立つ」というのはどういうことか、お話ししてみますね。
進路を選択していくうえでの一つの切り口を、少し深堀りしてみたいと思います。お楽しみに!
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