おもちゃは遊ぶだけじゃない?昔のくらしを映す「赤べこ」

我が家の赤べこ(と青べこ?)
こんにちは!フィロソフィア柏尾教室講師の中臺です。
塾では、新学期に向けて、塾生たちが準備に取り組んでいます。
また、新しい生徒さんも入ってきてくれていて、塾全体がフレッシュな雰囲気で楽しい日々です!
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さて、みなさん、「赤べこ」ってご存知ですか?
首が動く、あの赤べこです。
福島の郷土みやげとして有名ですね。
今年度は福島に行く機会が多く、今までそんなに気にも止めていなかった赤べこに、すっかりハマってしまいました。
見た目のかわいさはもちろんですが、調べてみると、赤べこには「かわいいお土産」だけではない魅力があることがわかってきました。
今日はそんな赤べこの、「おもちゃとして以外の魅力」についてお伝えできればと思います。
かわいい!で立ち止まらず、すこーしだけ調べてみると面白いですよ!
赤べこってなに?
赤べこは、会津地方を代表する張子のおもちゃです。
「べこ」は会津のことばで「牛」の意味で、赤い牛のかたちをしていて、首がゆらゆら動くのが特徴です。
会津若松市の資料でも、
赤べこは「会津地方を代表する張子の玩具」であり、厄除けや商売繁盛の縁起物として親しまれてきた
と紹介されています。
私は正直、「赤べこってお土産や置物のイメージが強いな」と思っていたので、最初に「玩具」という説明を見たときは少し驚きました。
おもちゃとして見たことがなかったし、どうやって遊ぶのだろう、と疑問にも思いました。
そして、色々と調べていくうちに、「子どもが遊ぶためのもの」というだけではなかったこともわかりました。
赤べこのような郷土玩具には、子どもへの思い、大人たちの願い、そしてその土地らしさがぎゅっと詰まっています。
そう考えると、おもちゃは単なる遊び道具ではなく、その時代の暮らしや価値観を映す道具でもあったのだと感じます。
どんな願いが込められているの?
赤べこの特徴のひとつが、やはり、赤い色です。
会津観光の資料などでは、赤は魔除けの意味を持つ色とされ、丈夫な赤い牛にあやかろうとして赤べこが作られたと紹介されています。
また、疫病が流行したときに赤べこを持っていた子どもが病を逃れた、という言い伝えも残されています。
今の感覚だと、おもちゃに「魔除け」や「無事に育ってほしい」という願いがこめられているのは少し不思議に思えるかもしれません。
でも、医療や衛生環境が今ほど整っていなかった時代には、子どもが元気に育つことそのものが、とても大きな願いだったんですね。
そう考えると、子どもがふだん遊ぶおもちゃに、当時の人たちの子どもたちへの願いが込められていても不思議ではありませんね。
おもちゃの形をしていても、その背景には大人たちの願いがある。
そう思うと、赤べこの見え方が少し変わってきますね。
なぜ牛の形?
赤べこを見ていると、「大人たちの願い」のみでなく、その地域にどんな歴史や伝承が残っているのかも見えてきます。
なぜ赤べこが牛の形をしているか、考えたことはありますか?
赤べこが牛の形をしているのは、
会津柳津に伝わる「赤毛の牛が寺の再建を助けた」という伝説と深く結びついているから
です。
そこには、その土地で語り継がれてきた物語や、人々の願いが込められています。
郷土玩具は、「遊ぶためのもの」「子どもへの願い」だけでなく、地域の記憶を今に伝える存在でもあるのかもしれません。
まとめ
おもちゃというと、「子どもが遊ぶもの」というイメージが強いかもしれません。
けれど、赤べこについてこうして調べてみると、遊び道具としてだけの存在ではなく、別の意味が込められていることがわかります。
そこには、子どもの健やかな成長を願う気持ちや、病気や災いから守りたいという思いがあり、さらに地域の文化や歴史も重なっています。
ひとつのおもちゃを通して、昔の人々の願いや記憶が見えてくる。
そう考えると、社会の勉強は年号や地名を覚えるだけではなく、「人々がどんな思いで生きていたのか」を知ることでもあるのだな、と感じます。
かわいいから好き、でももちろんいいのですが、その「好き」をきっかけに少し調べてみると、思いがけず昔のくらしや地域の文化に出会えることがあります。
また、身近なものから勉強に触れることで、その科目が面白いと感じ、好きになれるかもしれません。
赤べこは、そんなことを教えてくれる存在なのかもしれませんね。
また福島に行ったら、お土産を買ったり、ガチャガチャを回したりして、お家にたくさんべこをお迎えしたいと思ってます!笑
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